4万年前のブレスレットから高回転のドリルで加工した痕跡が見つかる!
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この腕輪、古代エジプトの遺跡から出土したというのなら何も驚きませんが、40,000年前の、しかも原人の遺跡から見つかったと言うのだから驚きです。
40,000年前と言ったらまだバリバリ氷河期まっただ中、マンモスを追いかけまわしていた時代です。
シベリアンタイムズによると、ロシア・中国・モンゴル国境地帯にあるデニソワ洞窟で人類最古の宝飾品と見られるブレスレットが出土しました。
ブレスレットは2つの破片で発見されており、ブレスレットの大きさは7センチほど。
中ほどに0.8センチほどの穴があいています。この穴がどのようにあけられたのかが謎でした。
科学者による精密な解析の結果、かなりの高速で回転するドリルによって穴が掘られたことが判明しました。
解析を行ったデレビャンコ博士は、「ドリルの回転速度が石に変動を与える速度よりかなり高かった」と言います。
「デニソワ人の工芸家は、旧石器時代とはかけ離れた技術に熟練していたようです」とデレビャンコ博士は言います。
デニソワ洞窟は、現代人ともネアンデルタール人とも遺伝的に異なる特徴を持つ、人類の絶滅種の「デニソワ人」が発見されたことで有名な洞窟です。
デニソワ人は少なくとも60万年前には存在していたと考えられていて、遺伝子解析により、現生人類と混血しながら南下していったことが分かっています。
新たなオーパーツ!?
これはアンティキティラの機械のような、その年代にあるはずのない場違いな工芸品「オーパーツ」の一つとして考えていいのではないでしょうか。
しかも今回は、いつもの怪しげなソースとはちょっとわけが違い、考古学的に認められた博士が発見しています。
ドリル自体は弓ぎり式の火起こしのような原始的な仕組みだったとしても年代を考えると驚異的です。
真偽不明ですが、シベリアにはデニソワ人の巨石建造物があるという情報もキャッチしています。
これはかつて存在した旧人類による超古代文明の名残の技術なのではないでしょうか!?
参照:シベリアンタイムズ