写真:WENN
ワニを飲み込んでることにも驚きを隠せませんが、あの体でどうやって食べたものを消化しているのかを気になった人は少なくはないはず。
そんな謎が今日解き明かされます。
今回の撮影の被写体となったヘビはビルマニシキヘビと言う品種。
このビルマニシキヘビ、全長はオスで250センチ~350センチ、メスは300センチ~450センチになります。
最大全長は823センチの記録があるんだとか。
それではそんなビルマニシキヘビのワニの消化過程をご覧ください!
1日目。
まだワニの原型がヘビの胃の中にあります。
因みにこのワニは全長50センチほど。
写真:WENN
2日目。
徐々に原型が崩壊し始めています。
写真:WENN
3日目。
ワニの骨やうろこ状の皮膚が強力な酸や酵素で消化しています。
大きな獲物を食べたときにビルマニシキヘビは、動かなくなってしまいます。
その代わり、強力な消化器系が備わっています。
獲物を食べた24時間以内に胃のpH値がpH7からpH2に下がるんだとか。
写真:WENN
4日目。
ワニの溶けにくい部分だけが残っています。
写真:WENN
5日目。
かすかにワニの骨が残っています。
大きな獲物を食べた後は、数週間から数ヶ月食べなくて済むんだとか。
ちょっと羨ましい。
写真:WENN
6日目。
ほぼ消化しきってしまいました。
全長50センチのワニも一週間もしないうちにこうなってしまうのですね。
写真:WENN
この実験によりヘビは捕食後、心臓や肝臓、腎臓といった内臓の機能をあげ、代謝率を通常の40倍にまで増加させていることが判明しました。
こちらの研究を行ったのは、アラバマ大学のスティーブン教授。
スティーブン教授は、ヘビの遺伝子や消化器系の研究を行っているんだとか。
今までにヘビが飲み込んだ事があるものってなにがあるの?
写真:vulcan post
まるでツチノコだこれ。
ニシキヘビは、自分の体よりも大きな動物を捕食することはよくあることなんだとか。
しかし、捕食中に獲物に暴れられて両者共に亡くなるケースも稀に発生しています。
今まで捕食された動物は、
・インパラ
・ウシ
・ワニ
・ヤギ
・ヒョウ
・犬
・人
などなど。
2010年には、スマトラ島北部にある川で友達と遊んでいた中学生の男の子が、パイソンに飲み込まれてしまう事件がインドネシアで発生してしまいました。
近くに住む住民の助けを借り、パイソンが男の子を吐き出したようですが、飲み込む際に噛み付かれてしまっていたため、この男の子は助かりませんでした。
Python Kills Teenager in North Sumatra River
最近ではヤギがパイソンに食べられたというニュースもあります。
Python swallows goat WHOLE: Watch stomach-churning moment snake devours fully grown animal
因みにヘビは捕食する時に顎を外して捕食ができるんだとか。
ヘビすげえ。
ペットしても飼われているニシキヘビですが、こういったものを見てしまうと飼い主には畏敬の念を抱いてしまいます。
参照元:Daily Mail