イギリス・スコットランドの高地にある『Scalan神学校』は、神学校としての役割のほかに、当時迫害を受けていたカトリック教徒の避難所として機能していた歴史があります。
多くのカトリック教徒を匿ってきたこの建物は現在封鎖され、立地も人里離れた丘の上にあることから人が入り込むような事は無い筈でした。
しかし撮影者の二―ル・ロバートソン氏が公開した写真には、その入り込むはずの無い人影が写っていました。
フードを被った人物がこっちを見ている
この画像、居るはずのない「人影」が写っているのがわかりますか?
公開元である二―ル氏のフェイスブック上では、このフードを被った男についての論争が巻き起こっています。
現地メディア『Mirror』によると、男はカトリックが迫害されていた当時、司祭を務めていたとされる「ジョン・パターソン」という人物である可能性が高いと推測しています。
1783年に死亡したジョン氏は、非常に背が高かったため、彼用の棺が建物内に入りきらなかったという逸話が残っています。
写真の人物も非常に背が高く、身体的特徴が類似しているという点が挙げられるようです。
イギリスのカトリック教は、19世紀に入って徐々にその立場を復権させていきました。しかしそれ以前に死んでしまった彼の目には、未だにカトリックへの迫害を続けるイギリス社会が写っているのかもしれません。
参照:
mirror(画像全て©
Neil Robertson/Deadline News)