中国北西部の青海湖の近くで、洞窟の中から古代の鉄パイプが発見されました。
研究者は、パイプが発見された岩山からはピラミッド構造が発見されたと言います。
これらの不思議な発見に科学者たちは困惑しています。
鉄パイプが岩に食い込んでいる
青海湖はユタ州のグレートソルトレイクに次いで地球で二番目に大きな内陸塩湖です。
この周辺の岩山の洞窟からは、写真のような鉄パイプがいくつも見つかっています。
洞窟入り口から奥に向かって直径40センチほどのものから、爪楊枝ほどの大きさのものまで様々な直径の鉄パイプが伸びているということです。
この鉄パイプを調べた北京の地質研究所によると、30%が酸化鉄で構成されており、残りは二酸化ケイ素と酸化カルシウムで、8%ほどの物質が計測不能だったとのことです。
これは確かに鉄で出来たものが、かなり長い年月を経て酸化した結果だと考えられるようで、熱ルミネッセンス年代測定で少なくとも15万年が経過しているという鑑定結果が発表されています。
超古代文明の遺物なのか?
ピラミッドと言えばエジプトだと思いがちですが、実は中国にも数多くのピラミッドがあります。最古の物が青海湖ともほど近い内蒙古自治区にあり、年代は紀元前4700から2900年だと考えられています。
ですから中国にピラミッドがあることはそこまで不思議なことではありません。
科学的な検証としては、岩が形成される最中に取り込まれて化石化した木や木の根ではないかという説や、岩の割れ目を通ったマグマが鉄パイプ状に固まったのではないかという説があります。しかしそのどちらも完全に説明できるものではありません。
15万年前と言えば、人類はまだアフリカにわずかに存在していただけです。しかし中国には北京原人がいたわけですから、ホモ属の親戚がこの辺りにいたことも考えられます。
チベットの古文書にはかつてこの辺りに巨人の国があったという伝承が伝わっています。だとすると、巨人の文明が残したものなのかもしれません。