「世界の終わり」に備える人々・・・preppersが急増中!? 黙示録の世界のサバイバル
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想像してみよう。何らかの原因で世界が破滅を迎えた日のことを。
現代社会は高度なテクノロジーに完全に依存しています。
例えばインターネットが突如として使えなくなった場合、銀行システムが使えなくなり、通貨経済が崩壊するでしょう。その時は保険など何の意味も持ちません。
高度なテクノロジーに依存しているからこそ、我々の社会は非常に脆弱になっているのかもしれません。
核戦争、津波や噴火、小惑星の衝突、パンデミックなど、人類が滅亡に瀕する事態は意外とあっさりとやって来るかもしれません。
そんな黙示録的な状況に備えるべく、欧米で「preppers」なるムーブメントが流行しています。彼らは広大な地下コミュニティに所属しており、ATMが停止した後の世界は彼らが支配するものになるでしょう。
彼らは過度にテクノロジーに頼る生き方をやめ、電気・ガス・水道の無い状態で生きるスキルを磨いています。
英国で最大のpreppersコミュニティサイトを運営するスティーブ・ハートさんはこう言います。
「日常の”もしも”に備えて誰だって自動車保険や生命保険に入るでしょう。これは”もしも”を少し異なる視点から捉えて準備する活動です。
もしも深刻な地震がやって来たら、津波や噴火、バイオテロ攻撃が起きたら。そのような状況を想定して備えることです」
確かにそのようなことは起こりえます。しかしめったに起こることはありません。
「prepperたちが最も恐れているのは大恐慌です。どこかの政府がヘマをして経済を暴落させたら、それは取り返しのつかないところまで急落します」
スティーブさんは銀行業務の高度なオンライン化と、21世紀のコミュニケーション形態を理由に「あなたの人生の99%は、テクノロジーに依存しています」とミラーオンラインに語ります。
彼はそうした「世界の終わり」が実際には来ないことを認識していますが、後悔するより安全である方がいいと言います。
準備とはすなわち、備蓄食糧を常に持っておくこと、電力供給が切れた場合に1週間ほど持続可能な自然界の力で対処するサバイバルスキルを身につけることです。
では簡単なpreppersになる方法を教えてもらいましょう。