マレーシア航空機の翼が発見か!? 事故にまつわる12の陰謀論まとめ
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昨年3月8日に消息を断ったマレーシア航空370便の機体の一部と見られる破片がレユニオン島で発見されました。
これまで予想されていたオーストラリア南西沖の墜落地点と大きく異なり、レユニオン島はマダガスカル島にほど近いインド洋の西側です。
破片にはフジツボが付着しており、長い時間海水に浸っていたことが予想されます。 海流によって流されてきたという説明がなされていますが、残っていた燃料でギリギリ飛べる範囲でもあり、未だ事故の全貌は不明なままです。
しかし、翼の発見により搭乗者生存の可能性は絶望的となりました。
航空機が突然消失不明になるというこの事件はこれまでに様々な憶測を呼んできました。 現在囁かれている陰謀論をまとめてみましょう。
在タイ米軍の戦闘機の軍事演習で誤って撃墜された
イギリスで出版された暴露本が衝撃的な説を主張しています。 在タイ米軍の戦闘機が誤って370便を撃墜し、捜索を妨害したというのです。
日本よりはるかに規模は小さいですが、タイ国内にも米軍基地が存在しており、空軍を持っています。 この日、全在タイ米軍で実弾を用いた軍事訓練がなされていたと言います。
軍が民間航空機を誤って撃墜してしまう事件は過去にもたびたび起きており、可能性は高いかもしれません。
この暴露本は事故からわずか71日後に発売されており、遺族の心情を鑑みてあまりにも無神経と非難されています。
ピットブルが370便の事故を予言していた!?
人気ラッパーのピットブルが事故の2年前に発表した曲で、370便の事故を示唆した内容があると言われています。
問題の曲は2012年発表のシャキーラをゲストに迎えた一曲。 問題の歌詞は以下の箇所です。
“Now it’s off to Malaysia” “Two passports, three cities, two countries, one day.” 今それはマレーシアへ飛び立った。2つのパスポート。3都市、2カ国、1日。
2つのパスポートはマレーシア攻撃370便に同乗していた2人のイラン人によって使われていた盗難パスポートのことを指していると言われています。 2つの国は、マレーシア、ベトナム、3つの都市はマレーシア、中国、ベトナムを指しているとされます。
元マレーシア首相がCIAが情報を隠していると暴露
マレーシアのマハティール元首相は、自らのブログでCIAが情報を隠しているとして非難しています。 彼によると、飛行機のGPSシステムが失敗した場合、そのことをボーイング社かアメリカ合衆国政府機関が知っているはずで、 その情報が非公開になっているのはおかしいということです。
また、現代の航空機はたとえハイジャックされてもリモートコントロールができるシステムが完成しており、 マレーシア航空370便のボーイング777はそのようなシステムが導入されている機体だと言いいます。
「誰かが情報を隠していることは明らかであり、マレーシア航空とマレーシア政府が責任を問われるのはフェアじゃない」とマハティール元首相は主張しています。
航空機はディエゴ・ガルシア島に着陸している
370便が消息を断った地点から3500キロ離れたインド洋の小さな島、ディエゴ・ガルシア島。 この島は英国領ですが、実質的にアメリカ軍が使用しており、インド洋上の軍事拠点となっています。
この要塞化した島に370便が着陸したのではないかという陰謀論は初期から囁かれていました。
しかし在マレーシア米国大使はこの陰謀論を強く否定しています。今回、翼の破片が見つかったことからも、着陸説は否定された形となりました。
アフガニスタンのハイジャック
ロシアの新聞は370便の乗員乗客が、アフガニスタンで捕虜にされていると報じました。 スコースキー・コムソモーレッツ新聞は軍事筋からの情報としてこう伝えています。
「370便は3/8に未知のテロ集団にハイジャックされた。『ヒッチ』を名乗るハイジャック犯は、パイロットに指示を出し、アフガニスタンのパキスタン国境付近に着陸した」
ハイジャック犯の名前など、妙に具体的なのが気になるところです。
その他、乗客は7つのグループに分けられ泥で出来た小屋に住んでいるなど、妙に具体的な証言を記事にしています。
370便は他の航空機の後ろに「隠れた」
初期の段階から、370便は近くを航行していた他の航空機の陰に隠れたのではないかという説が提唱されていました。
ブロガーのキースレッジウッド氏は、370便がインド―アフガニスタン間を航行していたシンガポール航空68便の陰に隠れたと信じています。
「マレーシア航空370便はシンガポール航空68便の下に潜り込み、同じコースを飛行したのです。 370便は位置を管制に知らせるトランスポンダのスイッチを切っていたため、インド領空内のシンガポール航空68便には分からなかったことでしょう」
これにより370便の照明や軍用レーダーへの反応は、シンガポール航空68便のものと誤認させることができるようです。これは現実的に可能な方法のようですが、互いの距離が1kmの範囲内を保たなければなりません。
宇宙人による誘拐
ソーシャルメディアのユーザーの一部は、地球外生命体によって拉致された可能性を指摘しています。
生命保険詐欺
マレーシアの警察署長は、航空機の消失が精巧な保険金詐欺であった可能性を明確に否定しています。
「誰かが家族に莫大な保険金をかけたりしていないかを全て調査しました。 そこに不自然なものはありませんでした」と述べています。
イルミナティの関与
海外の巨大掲示板Redditのユーザーは370便の消失に強い関心を示しています。 1人のユーザーは、消失したボーイング777は、404番という製造番号だったことを突き止めました。 「HTTP通信で404は『検出されない』ということを意味する。これは偶然の符号にしてはできすぎている」 と彼は書いています。より大きな陰謀が働いているのではないかというものです。 他のユーザーは「偶然でしょ。私はそうは思わない」と否定しています。
半導体特許に関連した誘拐
370便にはテキサス州の半導体企業・フリースケール・セミコンダクタのエンジニア20人が搭乗していたことが分かっています。
彼らは新型半導体の特許に関わっており、特許を狙う中国政府によって誘拐されたのだと囁かれています。
航空機に謎の貨物が2トン積まれていたことも明らかになっており、その正体が新型のリチウム電池や半導体だと言われ関連が疑われています。
パイロットの自殺説
370便の機長パイロットだったアフマド・シャー氏は有力な容疑者と考えられています。他の搭乗者と違って彼は日記を処分しており、社会や仕事面において約束を持っていませんでした。
しかし、彼の仕事ぶりは真面目で、経験豊かな優れたパイロットという評価であり、自殺するような素振りもなかったと言われています。
アジアのバミューダ・トライアングルに落ちた
ソーシャルメディアで人気なのはアジアのバミューダ・トライアングルが存在するという説です。
1945年に24機の航空機と爆撃機が忽然と姿を消した北大西洋のバミューダ・トライアングルと同じことが、太平洋でも起きているのではないでしょうか。
果たして悪魔のトライアングルは太平洋で復活したのでしょうか?
参照:mirror