2015年に第3次世界大戦が起こり日本が沈没する!? 脅威の的中率を誇る中国の予言書『推背図』
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ノストラダムスの『諸世紀』や新約聖書の『ヨハネの黙示録』など、メジャーな予言書は数少ないですが、あまり知られていない予言書も世界には数多く残っています。
その中でも脅威の的中率100%(本当か?)を誇る中国の予言書『推背図』をご紹介します。
歴史に封印されてきた中国の七大予言書
中国では秦の時代から易経を行って未来を見通す技術を磨いていました。
易経の結果は時の権力者に珍重され、漢詩にした書物が膨大に残されています。
中国7大予言書
- 周時代の姜子牙著『万年歌』
- 三国時代の諸葛孔明著『馬前課』
- 唐時代の李淳風・袁天網共著『推背図』
- 李淳風著『蔵頭詩』
- 唐時代の黄蘖著『黄蘖禅師詩』
- 宋時代の邵康節著『梅花詩』
- 明時代の劉伯温著『焼餅歌』
この中でも『推背図』は脅威の的中率を誇り、宋代には民衆の間に広まりすぎて、宋の皇帝によって妖書として禁じられたいわくつきの予言書で、その的中率は100%と言われています。
『推背図』の驚くべき予言の内容
『推背図』は唐の宮廷に仕えた導師、李淳風と袁天網が記したとされています。
唐代の易経は高度な占星術や天文学を用い、星の動きから地上のできごとを読み解こうとしました。
後の漢易より高度で難解な技術でした。
書かれている内容は中華思想を反映して中国の視点から国がどうなるかというのもの。世界を論じているわけではありません。
ですが『推背図』はチンギスハンの中国侵攻、朝鮮戦争勃発、中国の文化大革命、日本の中国侵攻と太平洋戦争勃発、湾岸戦争・東西冷戦の終結を的中させてきたとされています。
では、日本が関係しているとされる予言を読み解いていきましょう。
第四十五象 戊申
讖
客の西より来たり 東に至りて止まるあり 木火金水 此の大恥を洗う
頌
炎運宏く開きて世界同じく 金烏隠匿す白洋の中 今より敢えて雄長を称えず 兵気全く銷き運已に終わる
解釈
日本が敗北して日本列島が沈没し、日本は武力を一切持つことなく武力解除される。 日本が領土問題を名目に戦争を挑発すれば失敗に終わる。
第二次世界大戦での日本の敗北を指していると言われています。
第五十五象 戊午
日本は沈没し、大部分の流民になった日本国民は大部分が中国に受け入れられ、日本文化は中国の中で根づいて存続するようになる。
この章では衝撃的な解釈がなされています。
戊午(つちのえうま)の年は直近では1978年か2038年。1978年に該当する出来事はなさそうだ。
第五十六象 己未
讖
飛ぶのは鳥にあらず潜むのは魚にあらず 戦いは兵にあらず造化は遊戯なり
頌
海疆萬里に雲烟を盡し上は雲霄まで下は泉にまで及び 金母木公は幻を作り弄ぶ干戈はいまだ禍に接し天に連ならず
近代化した兵器の戦争はもはや兵のいない戦争と言えるかも知れません。
乙未(きのとひつじ)の年は2015年。第3次世界大戦が始まることを示唆していると言われています。
第五十八象 辛酉
第三次世界大戦で大動乱が終わり、各国が手を握って協力し合い、平和的な大統一時代が到来する。
第五十九象 壬戌
大統一時代に入り、個人差が徐々になくなり、都市や政府がなくなり、自他の区別がなくなるようになる。 五色人種の壁がなくなり、東西南北が和睦し、人類一家族時代となる。
第六十象 癸亥
矛盾や対立がなくなり、新世界が始まる時となる。
人類は破局的な戦争の後、人種の壁がなくなると書かれており、最後は妙にハッピーエンドとなっています。
しかし、これはあくまで中国視点でのハッピーエンド。日本はしれっと沈没してるじゃないですか!
2015年に日本が消滅すると李鵬首相(当時)が明言
1993年、中国共産党元幹部の李鵬首相(当時)が、オーストラリア首相(当時)ポール・キーティングの訪中の際このように発言しました。
「日本などという国は20年後には消えてなくなる」
この『推背図』の解釈にのっとった発言なのか、それともただの日本嫌いか…。
かの未来人ジョン・タイターも2015年に世界大戦が始まると発言しています。
また、あのマヤ予言も訳者の計算間違いで実際は2015年だという説もあり、2015年は何かが起こる年なのでしょうか?
しかし『推背図』もまたノストラダムスの『諸世紀』のように、非常に抽象的な書き方がされているため、いかようにも解釈できるもの。
鵜呑みにしてはいけないが、警戒だけはしておいたほうがいいだろう。