写真:AP Images
新・世界七不思議にも選ばれている中国の世界遺産万里の長城。
最近行った調査の結果、明朝時代に作られた城壁6260キロのうち、1963キロがなくなっている事が判明しました。
この他にも城壁の大部分が崩壊しかけていることも報告されています。
一体なぜこんなにも城壁がなくなってしまったのでしょうか?
2つの原因があった!
写真:EPA
1つ目は雨風や植物による自然風化。
雨や風、成長した植物が城壁を侵食しています。
保全活動を行っているものの、そのスケールが大きすぎるために補修が全く追いついていないのが現状です。
2つ目の原因はなんとレンガの窃盗。
地元の村人が盗んだ長城のレンガは闇市で売られており、1つ30元~50元(約590円~1000円)で取引されているということです。
またある村では、多くの村民が盗み出した長城のレンガを使って家を建てていたことが分かっています。
自然の侵食は仕方ないにしても、レンガを盗んで売っていたらそりゃあすぐに無くなっちゃいますよね。
こういうものこそ偽造したレンガを売ればいいのに。
参照元:Dailymail