9月28日に世界終了?ブラッド・ムーンと共に黙示録がやって来る
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9月28日に月が血のように真っ赤に染まる現象「ブラッド・ムーン」が起こります。
聖書には「赤い月」と共に最後の審判が訪れるという記述があり、この日が世界の終わりになるのではないかと囁かれています。
9月終末論については以前もお伝えしましたが、その続報です。
なぜブラッド・ムーンで世界が滅亡するの?
ブラッド・ムーンは、皆既月食によって月が地球の影に入る際、真っ暗にならずに赤くなる現象を指します。これ自体はただの自然現象であり、皆既月食は毎年2回か3回起こることです。
ではなぜ9月28日に起こるブラッド・ムーンだけが特別視されているのでしょうか。これはユダヤ教に深く関係しています。
皆既月食が4連続する特別な現象「テトラッド」が起こる
9月28日の皆既月食は2014年 4月15日から1年半の間に部分月食を一切含まない皆既月食のみが4回連続で続く「テトラッド」という現象の最後に当たります。
これは過去500年間で3回、過去2000年の間に8回しか起きていない大変レアな天体イベントです。
さらに今回のテトラッドは1年半の間に2回の日食を挟んでおり、この条件が前回起こったのは1944年前となり、約2000年に1回で、橋本環奈のほぼ2倍のレアさとなります。
テトラッドの年はユダヤ史の重大事が起きている
過去テトラッドが起きた年は偶然にもユダヤ人の歴史に重要な出来事が起きています。
1493年: スペイン・カトリック教徒によってユダヤ人追放が行われた
1949年: ユダヤ人国家のイスラエルが建国
1968年: アラブ=イスラエル間の6日間戦争で奇跡的な勝利をイスラエルがおさめ、エルサレムを管理下に置いた21世紀の近代における2回のテトラッドが発生した1948年〜1949年と1967年~1968年においては 、イスラエルを中心とした第1次中東戦争と第3次中東戦争が勃発しています。
(引用:天下泰平)
そして偶然か必然か、これらのテトラッドの4回の皆既月食は、ユダヤ教における祭事の「過ぎ越し祭り」「仮庵の祭り」の日にピッタリと合致するのです。
今回のテトラッドも例外ではなく、ブラッド・ムーンの日に加え、日食の日にも祭事が行われています。
2014.4.15 | 皆既月食 | ユダヤ暦5774年ニサンの月15日 | 「過越の祭」初日 |
2014.10.8 | 皆既月食 | ユダヤ暦5775年ティシュリの月14日 | 「仮庵の祭」の前夜祭 |
2015.3.20 | 皆既日食 | ユダヤ暦5775年アダルの月29日 | ユダヤの宗教暦の大晦日 |
2015.4.4 | 皆既月食 | ユダヤ暦5775年ニサンの月15日 | 「過越の祭」初日 |
2015.9.13 | 部分日食 | ユダヤ暦5775年エルルの月29日 | ユダヤ政治暦の大晦日 |
2015.9.28 | 皆既月食 | ユダヤ暦5776年ティシュリの月15日 | 「仮庵の祭」の初日 |
全ての「赤い月」と「黒い太陽」が恐ろしいほど見事に合致していますね・・・。
今回と同じ日食を含んだ「特別なテトラッド」の前年には、AD70年にはエルサレム神殿が破壊され、古代ユダヤ人国家が滅んでいます。
こりゃ~今回も大変なことが起こりそうな予感。だけどここまでならユダヤ人すげーな!ってだけの話。他人事じゃないのは、聖書にある「主の大いなる恐るべき日」という記述が、この9月28日にあたる可能性が高いことです。
黙示録の日がやって来る!?
旧約聖書の予言書である、「ヨエル書」にはこうあります。
その後、わたしは、わたしの霊をすべての人に注ぐ。あなたがたの息子や娘は預言し、年寄りは 夢を見、若い男は幻を見る。その日、わたしは、しもべにも、はしためにも、わたしの霊を注ぐ。わたしは天と地に、不思議なしるしを現わす。血と火と煙の柱である。主の大いなる恐るべき日が来る前に、太陽はやみとなり、月は血に変わる。しかし、主の名を呼ぶ者はみな救われる。主が仰せられたように、シオンの山、エルサレムに、のがれる者があるからだ。その生き残った者のうちに、主が呼ばれる者がいる。
(ヨエル書2章28-32節)
この記述がそのまま現実になるとすれば、ノアの洪水に匹敵するような大災害が人類に降り、一部の人しか生き残らないように思えます。
この記述を根拠にユダヤ教神秘主義、キリスト教原理主義者や自称予言者が、9月28日のブラッド・ムーンの日に大災害が起こることを予測しているのです。
で、結局なにが起こるの?
残念ながら予言には「主の大いなる恐るべき日」としか記されておらず、大洪水や火山の噴火などを連想させるキーワードすらありません。どんなことだって起こりえます。
人類を滅ぼす災害と聞いて真っ先に思い浮かぶのは「小惑星の衝突」です。しかし、NASAの地球近傍天体の専門家は「9月中の天体の衝突の可能性はない」とコメントを出しています。
ひとまず天体の衝突意外の可能性で考えられる線を挙げていきましょう。
シリア内戦からの第三次世界大戦
人類の試練が中東から始まるとすると、やはり戦争の可能性が高いのではないでしょうか。
現在IS(自称イスラム国)がカリフ制の復活を旗印にすでに戦争を初めています。
彼らの目的はヨーロッパ西部・アフリカ北部を含む旧イスラム圏を支配する統一イスラム国家の樹立であり、エルサレムを擁するユダヤ人国家イスラエルと真っ向から対立します。
しかし、シリア内戦にアメリカ=イスラエルが介入して地上戦を始める可能性は現段階では低く、また、世界大戦に発展するとは考えにくいものです。
CERNの実験による災害
9月23~24日の間にCERNの大型ハドロン衝突型加速器がフル稼働に入ります。
この実験によって小型ブラックホールが生じる可能性や、別の次元へのワームホールを開いてしまう可能性が指摘されています。
これがもし現実になれば最悪の事態ですが、その可能性は極めて低いとされています。しかし、未踏領域の実験なので、実際のところどうなるかは誰にもわかりません。
致死性ウィルスの大流行
多数の犠牲者を出したエボラ出血熱のようなパンデミックがまた起こらないとは限りません。今回の流行はなんとか収束に向かっていますが、この先また別のウィルスが出現する可能性もあります。
超新星爆発によるガンマ線バースト
恒星がその一生を終えブラックホールになる際、星の両極からガンマ線を放射します。
このガンマ線バースト恐ろしい威力であり、数百光年離れていても被害をもたらすと言われています。
4億4000万年前に発生したオルドビス紀大量絶滅は、このガンマ線バーストによって引き起こされたと見られています。
ガンマ線が地球に降り注いだのはわずか10秒の間でしたが、ガンマ線がオゾン層の50%を奪い去り、降り注いだ宇宙線によって生物種の85%が絶滅したとされています。
これは過去の大量絶滅の中でも二番目に大きな規模です。
スーパーボルケーノの噴火
イエローストーンのような超巨大火山「スーパーボルケーノ」がひとたび噴火すれば、火山灰による氷河期の到来と、寒さと飢餓で人類は衰退するでしょう。
過去の氷河期はマンモスがいたので人類はなんとか生き残れましたが、マンモスの居ない今、氷河期がやって来たら何を食べればいいのでしょうか。
過去にはペルム紀と三畳紀に噴火による大量絶滅が起きています。近頃なんだか火山活動が活発なため、ありえる線かもしれません。
いかがでしょうか。
この他にも宇宙人/地底人の侵略や、ゾンビの発生などがありますが、トンデモ論を挙げ始めたらキリがないのでやめておきます。
個人的にはにはIS絡みでシオニストの陰謀(ニューワールドオーダー)が始まるという説が一番ワクワクします。
参照:mirror