人魚の写真がネット上で拡散中、本物?ニセモノ?
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科学者たちは、この地球上の海には、まだまだ私たちの知らない、そして人類が接することができないものであふれていることを知っています。
そしてまた、いかなる形であれ、科学者が明らかにすることができなかったものは、その全体の90%から95%にまでのぼります。世界は水で70%が覆われていて、いまだに多くの事象を私たちは明らかにすることができていません。潜在的に水面の下でどんな事が起こっているのかを知る由もないのです。
そもそも現代科学が、地球の海とはいったい何なのか、そしてそこには何があるのかを正確に答えることはできないのです。
より深く遠い海底にまでたどり着くための調査船などは、とても高価で簡単に手に入れられるものではありません。今日でさえ、現実に機能しているものはごく少数なのです。一方で、多くの調査船が開発途中であり、その完成には何年もかかることでしょう。また、いくつかの高度な技術を備えた深海探査船も存在していますが、暗闇による強大な圧力と深さは、人間でのそこでの活動に制限を加えることになります。調査を行うためには、人間の目視が必要だからです。世界中の海洋学者は、更なる探求を欲しているのです。
未だにほとんどの、海洋、陸上生物は、科学者によって記録されているとは言えないのが現状です。陸上に生活する生物を探し出すのさえ困難であることを考えると、人間の暮らす世界とは全く異質である深海に住む生物を発見することが、いかに難しいかが想像できるでしょう。
しかし、彼らは挑戦を続けています。
現在ネット上で拡散されている人魚の写真があります。これは、科学者だけではなく、一般の人々を困惑させているのです。
これらの写真には、上半身が人間で、下半身が魚類であるように見える姿が写っています。これは、古代に世界中を航海していた水夫たちが語り継いできた伝説にある姿そのものなのです。
古代から船乗りによって伝えられた物語には、いつも人間の女性の姿をした人魚が登場してきました。
そして彼女は、しばしば船を早すぎる死に誘い込み、また彼女に気のある船員には愛の魔法をかけてきました。
長年、これらの老いた経験豊かな船員たちは、この魅惑的な生き物は、現実に存在すると主張してきました。それは、本当に長い間議論がされ続けてきたのです。
そして、多くの人々からの報告があって、それが長い間信じられてきているという事実から、この人魚は実在しているのか?という問いが生まれてくるのは当然です。しかし、答えは簡単ではないでしょう。
これらの写真は、フォトショップなどで加工されたものかもしれません。しかし、それが加工されたものかどうかとは関係なく、また、これらの写真は、この人魚伝説の存在の完全な証明にもなりませんが、このおそらく美しく、恥じらいを知る人魚という生き物の話題が再び飲み屋のカウンターで語られることになりました。
「よう相棒!本当に美人なんだってよ!」