インドネシアの首都ジャカルタで20日、中国から密輸された偽装米が発見されました。
インドネシアでの調査によると、偽装米はじゃがいもやさつまいものデンプンにポリ塩化ビニルを混ぜて作られていました。ポリ塩化ビニルはビニール袋やパイプに使われているあのポリ塩化ビニルです。もちろん人体にはとっても有害。
中国の飲食業者によると、このプラスチック米をお茶3杯食べるのは、ビニール袋を一枚食べたのと同じことになるとのことです。
このプラスチック米は中国で2011年に発覚し、大きく報じられる騒ぎになっていました。その際に摘発もされていたようですが、偽装米の生産は続けられていたようです。
日本はあまり海外産のお米を輸入していないため偽装米がやってくることは無さそうですが、中国でお米を食べる際は注意する必要がありそうですね。
中国産の偽装ハチミツが日本にも輸入されているかもしれない!
ダンボール肉まん、ネズミ肉の焼き鳥、プラスチックの偽装豆腐に偽装毛ガニ…。
中国のこうした偽装食品は枚挙にいとまがありませんが、これらの食品の中でも大きく海外に輸出されているものがあります。
それは「ハチミツ」です。
中国のハチミツには二種類の偽物が混ざっていると言われます。
一つは商品に適さないハチミツに、糖類のシロップを添加した混ぜ物入りのハチミツです。
養蜂家が蜂の伝染病を防ぐために蜂にFDA(クロラムフェニコール)という抗生物質を使用することがあるのですが、この抗生物質は有害なため、食品として販売することができません。
廃棄しなくてはならなくなったハチミツを不正に販売するために、シロップを添加して販売するというものです。もちろん人体には有害です。
もう一種類は、ハチミツ自体を水と砂糖、ミョウバンに着色料で偽造してしまった種類のものです。
これらの偽造ハチミツは1㎏あたりわずか10元で生産することができ、本物と同じぐらいの値段で売ることができます。
中国の済南省で販売されているハチミツの約70%が偽物だったことが分かっています。
恐ろしいことに、中国は世界最大のハチミツ輸出国です。
フランスで販売されていたハチミツの10%に偽物が混ざっていたことが明らかになっており、アメリカでも中国産の偽装ハチミツが輸入されたことが発覚しています。
フランスやアメリカの厳しい食品安全基準をクリアするため、東欧やインド、東南アジアなど複数の国を経由し、産地を装って輸入されてきていました。
日本でもハチミツの国内流通量は約4万2000トンで、うち国産はわずか2800トンしかありません。3万9000トンを輸入に頼っており、その内の77%の約3万トンが中国産です。
ハチミツに対する日本の審査基準は非常に甘いと言われており、国内業者でも産地偽装が横行していて摘発されたケースがありました。
この状況で、果たして日本に偽装ハチミツが入ってきていないと言えるでしょうか?
ハチミツを買う時は注意した方がいいかもしれません。
参照:大紀元