豊かな海の恩恵を受けているのは我々人間だけではありません。
コロンビア川の河口に位置する漁港に、アシカの大群が押し寄せ漁師を困らせています。
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2340頭のアシカが港を埋め尽くす
アシカの主食はワカサギの一種のEulachonとサーモンですが、漁業活動の影響によってEulachonの個体数が急激に減少し、絶滅危惧種に指定される状態にまでなってしまいました。
このため食糧難に陥ってしまったアシカたちはコロンビア川を遡上するサーモンを目当てに集まるようになり、漁師のドッグを占領するようになりました。
地元の漁師はアシカがいなくなるまで操業ができなくなり、経済損失は10万ドルに及ぶと推定されます。
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この状態はEulachonの個体数が十分に回復するまで続くとみられ、住民たちは対策に追われています。
「動物のぶんの魚を残してほしい」というアシカたちからのメッセージでしょうか。
参照:dailymail