チリとペルーで見つかった7000年前のミイラが気候の変化で崩壊の危機!

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チリとペルーで見つかった7000年前のミイラが気候の変化で崩壊の危機! 撮影者:livescience

 

ここのミイラはエジプトのミイラよりも古いんだとか。

 

チリからペルーの沿岸部ので7000年前に作られた、状態がとても良いミイラが、最近になって急激な腐敗がはじまってしまったと米ハーバード大学の研究チームが発表をしました。

 

チリ北部にあるタラパカ大学の考古学博物館で保管されている120体のミイラのうち、数体が腐敗が進んでしまい黒ずんだ状態になってしまっています。

ここ数年、この地域では湿度が上昇傾向にあり、ミイラの皮膚に微生物が発生したことが原因のようです。

 

 

この沿岸部に住んでいた人たちは死後、ミイラを作る習慣があった。

チリとペルーで見つかった7000年前のミイラが気候の変化で崩壊の危機!

撮影者:GETTY IMAGES

 

この沿岸部に住んでいたチンチョロ人という人たち。

チンチョロ人は亡くなると、遺体をミイラにする習慣があり、3000年以上にわたってミイラを作り続けてきました。

最も古いものはエジプトのミイラより2000年も前のものもあるんだとか。

 

チンチョロ人のミイラは1917年に発見され、それ以降何百ものミイラが発見されました。

また、年代によってミイラを作る方法も変わっていきました。

 

3000年~5000年前の初期のミイラはまず死後、皮膚を除去し遺骨の水分を飛ばすために加熱をします。

その後、遺体を再び組み立て、草や灰、動物の毛、粘土を使って肉付けをしていきます。

組みあがったら、黒マンガンを塗って遺体に色を付けていきます。

 

2000~2500年前のものは、体の内部を乾燥させるために内臓を除去、脳を除去するために頭部を切断しました。

空洞となった体の内部には様々な材料を詰め込みます。

粘土を使い皮膚兼ミイラのコーティングをするために使用されました。

かつらやペイントが施されました。

 

3000~1300年前のミイラは、様々な粘土を使い外観がカラフルです。

器官が体内に残っているものもあり、泥や砂、腐敗を防ぐためにいくつかの接着剤で覆われています。

 

 

この気候の変化により文化遺産でもあるミイラが壊されてしまうと懸念されています。

現在、このミイラの保護するための研究が行われています。

うまくいけばミイラの崩壊を食い止めることが可能とのことです。

 

研究が上手くいってほしいものですね。

 

参照元:Bones Don’t Lie








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