官邸ドローンやドローン少年など、日本国内では何かとお騒がせなイメージのあるドローンですが、アメリカは本気で脅威を感じているようです。
米軍はテロにドローンが利用される危険を排除するための迎撃システムの開発しました。
「EAPS」と呼ばれる迎撃システムはすでにニュージャージー州でテスト段階に入っています。
「ドローンの脅威はすでに爆発的に広がっています」とEAPSシステム担当者のマンフレディ・ルチアーノ氏は語っています。「全ての国はドローンの脅威に対向する手段を持たねばなりません」
システムは50mmキャノンでロケット弾を撃ちだすものとなっています。
1マイル以内(約1.6km)に侵入した目標をレーダーで捉えるとロケットが打ち出され、ビームで目標に向けて軌道を変更する命令が伝えられます。
あらゆる国での調達のしやすさを考え、50mmブッシュマスターⅢという既存のキャノン砲が転用可能で、ミサイルより一発ごとのコストも安くなるように設計されています。
無人航空機は1999年に800機だったものが、2010年には約1万へと成長しました。
しかし元はと言えばドローン技術は米軍が敵地を攻撃するために開発したもの。
それを迎撃するシステムもまた米軍が作るんですね。なんだかスケールの大きなマッチポンプなような気もします。兵器ビジネスはこうして繁盛していくんですね。
参照:dailymail