写真:mirror
日夜進化し続ける医療現場。
的確な治療を行うために医療機器も同時に進化し続けています。
今回はある研究所が開発した手術シュミレーション用の人形をご紹介します。
この人形があまりにもリアルすぎて気持ち悪いとニュースにもなってしました。
こうした人形を製作する背景には今、アメリカの医療現場では、医療実験や研修などで人や動物の遺体を使用しないという風潮が起こっており、その為にシュミレーション用の人形の開発が進められています。
この人形の名前は合成人間(Synthetic Human)です。
こちらがその合成人間。
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一仕事を終えたところでしょうか?
ジュースを飲みながら一休みをしています。
この人形を開発したのはアメリカ フロリダ州にあるSynDaver Labsという研究所。
この研究所では手術シュミレーションや医療機器の研究で使用する為の人形や体の組織、人体パーツを製作しています。
この人形は100個以上のパーツで構成されており、全ての筋肉、骨、血管、臓器は取り外したり交換ができます。
質感や手触りも本物のように作られおり、心臓は脈を打ったり、血液を流すこともできます。
体のパーツの殆どはゴムやプラスチックでできています。
SynDaver Labsの創設者クリストファー博士は、「この合成人間を使うことで、研修医や医学生が実際の遺体を使わずに解剖実習や、手術のシュミレーションを行うことが可能になります」とコメントをしています。
横たわっている人形。
夜中に動いたりしないですよね?
写真:mirror
口内も精巧に作られています。
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目がつくと映画「バタリアン」に登場するタールマンに似ている気がしてきました。
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この人形の気になるお値段は、応相談とのことです。
1度でも解剖実験を行ってしまうと、修理に出す必要があり、修理代は1000万円ほどかかります。
どうしてもこの人形を触りたい!という方には、SynDaver LabsでTシャツと合成人間の皮膚と脂肪のサンプルセットになったものが売られています。
写真:SynDaverLabs
参照元:mirror