出来れば引っ越す前に知りたかった。
こちらの家に引っ越して、外から家の写真を撮ったら心霊写真が撮れてしまいました。
しかもこの周辺では以前、殺人事件の現場があったんだとか。
引越し早々に踏んだり蹴ったりな目に遭ってしまったこの家の新しいオーナーは、ミシェル・ウィンターさん。
では問題の写真をご覧頂こう。
窓からこちらを見ている男性が居ることにお気づきだろうか?
因みにこの時、家の中には誰も居ませんでした。
ミシェルさんはこの写真が撮影された後、何が写っているかわからないため、写真をfacebook上でアップすることにしました。Facebookでは様々な憶測が飛び交いましたが、誰も納得のいく結論を出すことはできませんでした。
この霊を目撃した後、自宅内では壁から時計が落下するという事が起こり、ミシェルさんはこれは霊の仕業に違いないと思っています。
ミシェルさんの友人は霊が出た部屋でドアが勝手に開いたのを目撃しています。
こちらが霊が出た部屋の内部。
霊の存在を信じていないミシェルさんですが、この一件は説明がつかず不気味だとコメントをしています。
この男性、実は・・・
この写真に写ったのは1872年に亡くなったサミュエル·ケント氏の霊ではないかと言われています。なぜなら、この周辺では、1865年に謎の多い殺人事件「コンスタンス・ケント事件」が起こっているからです。
1860年6月29日の夜、3歳のフランシス・ケントが自宅から姿を消し、敷地内の屋外トイレで遺体となって見つかりました。
フランシスは寝巻き姿で毛布に包まれており、胸や両手にナイフの刺し傷があり、頭部が胴体と離れる寸前まで喉が深く切り裂かれているという残酷なものでした。
捜査により、容疑者として浮上したのは同家に住む16歳のコンスタンス・ケントでした。
コンスタンスは家長であるサミュエル・ケントの先妻との間の子でした。コンスタンスの母であるメアリー・アンは10人の子をもうけましたが、コンスタンスを産んですぐ精神を病みはじめました。すると、サミュエル・ケントは乳母のメアリー・プラットに手を出し恋仲になります。8年後にメアリー・アンが亡くなるやいなや、サミュエルはメアリー・プラットを後妻に迎えます。
殺害されたフランシスは後妻の5人の子供のうち、2番目の子でした。サミュエルは後妻の子ばかりをかわいがっており、特にかわいがられたのはフランシスだったそうです。前妻の子はそうした状況を面白く思っていませんでした。中でも特に不快感を露わにしていたのがコンスタンスでした。
コンスタンスは逮捕され1週間の尋問を受けますが、否認を続けて釈放されます。乳母のエリザベスにも疑いがかけられましたが同じく釈放されます。
当時は父のサミュエル・ケントが最も疑われていました。前述の事情から好色な男と見られており、乳母のエリザベスとも良からぬ噂があったからです。
五年後、コンスタンスは修道院で修行を行っている最中に、聖職者のアーサー・ワグナー師に罪を告白します。
コンスタンスは深夜、家族が寝静まるのを待ってからフランシスを毛布にくるんで運び出し、盗んでおいた父のカミソリで殺害したという内容でした。
コンスタンスが前面的に罪を認めたため、深くは追求されませんでしたが、彼女の証言では説明が付かないこともあります。
死体についていた複数のナイフによる刺し傷はカミソリではどうやっても付かないのです。コンスタンスが誰かを庇っていたのかは今はもう確かめる術はありません。
たしかに、出てきた霊とサミュエル・ケントの写真はよく似てますね。何か伝えたいことがあるのでしょうか。
参照元:Daily Mail