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シカゴに実在した「2つの顔を持つ男」の悲劇的な人生

昼と夜という意味ではなく。

 

シカゴに住んでいた「2つの顔を持つ男」と呼ばれていた男性の悲劇的な物語が話題になっています。

 

舞台俳優になる矢先に起こってしまった事故で・・・

desktop-1429028979写真:thehumanmarvels

 

この悲劇に見舞われてしまった男性はサム・アレクサンダーさん。

舞台俳優としてシューバード劇場で活躍していたサムさん。

そんなある日、事故の詳細は不明ですが、爆発事故に巻き込まれしまいます。

その爆風によりサムさんの顔は火傷だらけになってしまいます。

その後、病院に運ばれますが彼の命を救うために彼の顔の大部分を除去する必要がありました。

 

医師は、サムさんが再びいつも通りの生活を送れるチャンスがあるのを信じていました。

手術が無事終わり、看護婦や彼の家族が訪問した時に、彼の変わり果てた姿にみんな恐怖でたじろいでしまったんだとか。

ある日、サムさんは人工装具のメーカーにこの衝撃的な外見を隠すためのリアルなマスクを作成することを依頼しました。

 

それがこちら。

desktop-1429028974写真:wikia

 

こう見てみると、マスクをしているなんて分かりませんね。

 

こうして、サムさんは普段どおりの生活を送れるようになりましたが、問題点がありました。

それは生活費と顔の修復代をどう稼ぐかということ。

 

サーカスに入団する。

desktop-1429028977写真:sideshowworld

 

ある日、サーカスの余興の広告を見て、サムさんはサーカス団の団長と会うことにしました。

彼は団長にその場でマスクを外した顔を見せたところ、その場で雇われることに。

そして数年間、サーカス団とともに生活を共にします。

彼の余興は心臓が弱い人には見せられないと言われ、一部の都市では余興が行われなかったこともしばしば。

彼の本当の顔を見せる前には、どうしてこうなったかという経緯を説明してからマスクを外したんだとか。

 

1960年代半ばではサーカスのサイドショウの需要が高かったんだとか。

サムさん自身も様々なサーカスを見に行ったりしていたんだとか。

 

1997年にサムさんは亡くなってしまいますが、サーカスで生計を立てながら顔の修復作業を続けました。

亡くなるまでの間に72個の異なる顔があったそうです。

最期は彼はマスクをするのを辞め、彼の本当の顔で息を引き取りました。

 

 

漫画や映画の様な話ですが、これは実話であり悲劇です。

サムさんは負ってしまったハンデを逆に利用することで、生計を立て晩年まで生きることができました。

彼の生涯から何かを学ぶことができると思います。

 

参照元:viralnova

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