【閲覧注意】5000枚にスライスされた男女がデジタル人間として蘇る
あわせて読みたい
米国立医学図書館の「仮想人間」を作り出す計画が重要な節目を迎えました。このプロジェクトは精密なバーチャル人体を作り出すため、20年前に死んだ女性遺体のスライスを解析していました。
※以下実際の遺体のスライス画像あり。グロ注意
死刑囚と匿名女性がバーチャルで蘇る
このプロジェクトはビジブル・ヒューマン計画と呼ばれ、90年台に提唱されたプロジェクトです。
男性と女性の死体が使われましたが、男性の身元しか分かっていません。
男性の死体は1993年に殺人の罪で死刑判決されたジョセフ・ポールの遺体で、冷凍された後に1mm幅でスライスされました。女性の死体の身元は分かっていません。
仮想モデルを作成するために高解像度画像と、密度や熱伝導率のような組織ごとの正確なデータがコンピューター上で繋ぎあわされました。
このモデルが完成すると、コンピュータ上で解剖のシュミレーションができるほか、生きている被験者の病気や外傷の研究に役立つことになります。
プロジェクトの問題点は、女性の検体が死亡時点で肥満していたことで、チームは新たに肥満の影響を取り除いたスリムバージョンのモデルを作成することができたとのことです。
このデータは世界中の医師や研究者がラップトップ上で実行できるシュミレーションプログラムになる見込みです。
参照:geek.com