指輪の真ん中にある四角ってなんだと思う?
答えはのちほど。
北京在住のオランダ人のアーティストDaan Roosegaardeさんが思いついた計画がすごいと話題になっています。
中国に大量にあるアレを使う
あの指輪の黒い部分の正体は・・・
なんと・・・
スモッグ
です。
え?と思われるかも知れませんが、あの大気中に漂っているスモッグです。
あれが指輪のあの黒いキューブの正体です。
彼の考えた驚くべき計画の詳細
彼の計画は、空気中のスモッグの原因となっている微粒子を静電気を使って集めだすというもの。
そんなこと可能なの?と思われるかもしれませんが、この技術は空気をろ過するシステムとして病院など、小規模なところで使用されています。
スモッグが空気から除去されると黒いすすの粉末になります。
「この黒い粉は神秘的なものに見えますが、これはあなたがいつも吸っているものです。」とDaanさんが語っています。
マシンでスモッグの粉末を集め、宝石類にしていきます。
現状では指輪には2つのモデルが存在しています。
1つは、この粉末をキューブに埋め込んだもの。
もう1つは、粉末を偽のダイアモンドに加工をするもの。
因みにこの黒いキューブには空気中の1000立方メートルのスモッグが圧縮されて収められています。
現在、北京の公園にスモッグを収集する設備の工事を行っています。
テスト段階では40平方メートル程度のエリアからスモッグの粒子を収集を行います。
Daanさんは最後に、こう語っています。
「指輪だけがインパクトがあることでありません。
公園へ来た人たちは空気の質が違うことに気づくことを期待しています。
1つの公園内の空気を綺麗にするだけでは、都市全体の空気の質を変えることは難しいことは分かっていますが、綺麗な空気がいかに大事かを人々が認識することを望んでいます。
最終的には、この計画が将来の世代のためになることを願っています。」
この計画が成功した場合、技術的にも全く新しいリサイクル方法になり、スモッグから作られる宝石も実用的になるかもしれません。
この計画、是非とも成功してもらいたいですね。
参照元:Viralnova