アラスカ湾でクジラの原因不明の死が相次いでおり、研究者が死の原因を調査しています。
従来の10倍のペースで死んでいる!
米国海洋大気庁(NOAA)によると、8月の時点でナガスクジラ11頭、ザトウクジラ14頭、コククジラ1頭、4頭の正体不明の種がアラスカ湾の西側で死んでいるのが発見されているとのことです。
従来であれば8月までに3頭ほどだということなので、明らかに異常なペースです。
NOAAのWebサイトによると、隣接するブリティッシュコロンビア州の研究者からも死亡が報告されています。鳥もアラスカ半島に沿って異常な数が死んでいたとのことですが、これらが関連しているかどうかは明らかになっていません。
研究者たちは福島第一原発事故の影響を疑い、死亡したクジラを検査しましたが、放射能汚染の兆候は確認されなかったとのことで、原因の特定を急いでいます。
やはり地震と関連が?アラスカは巨大地震の巣
クジラの大量死と言えば地震の前兆と言われています。まだそのメカニズムは解明されていませんが、大地震の前には必ずクジラの大量死が報告されています。
今回は鳥にも影響が出ているということで、影響の大きさが伺えます。
アラスカはアメリカの中でも一番地震の多い州で、巨大地震も発生しています。
1964年に発生したアラスカ地震は、現在のマグニチュードで9.2だったという研究結果があり、アメリカの観測史上最大規模の地震でした。
アラスカ地震で起きた地すべりが大津波を引き起こし、12mの大津波を引き起こしました。
この津波はカリフォルニア州やハワイにも被害をもたらし、日本でも観測されています。
新たな地震がアラスカの地下で力を貯めこんでいるんでるのでしょうか?
とりあえず、シーシェパードは太地町の捕鯨を非難するより、アラスカのクジラを守る活動をした方がいいんじゃないですかね。